フィリピン基礎知識

フィリピン概要
正式国名 Republic of the Philippines
首都 マニラ
面積 299,404km2
人口 約1億1000万人(2019年)
主要言語 フィリピン語、英語
通貨 ペソ(1ペソ=約2.1円)
元首 ロドリゴ・ドゥテルテ大統領
政体 立憲共和制
民族構成 カトリック83%、その他キリスト教10%、イスラム5%
時差 1時間
電気 220V
一人当たりGDP 8,300USD(一人あたり)
在留邦人数 約17000人(2018年)
経済成長率 約6.5%(2018年)
フィリピンの行政区分

フィリピンの地方行政の最上位単位は、州と公認都市である。州と都市の数は、2006年12月時点で、州が81、公認都市が61。
これらは、17の地方にグループ分けられる。

地方 中心都市
国家首都地方 マニラ
イロコス地方 サン・フェルナンド
カガヤン・バレー地方 トゥゲガラオ
中部ルソン地方 サンフェルナンド
カラバルソン地方 カランバ
ミマロパ地方 カラパン
ビコール地方 レガスピ
西ビサヤ地方 イロイロ
中部ビサヤ地方 セブ
東ビサヤ地方 タクロバン
サンボアンガ半島地方 バガディアン
北ミンダナオ地方 カガヤン・デ・オロ
ダバオ地方 ダバオ
ソクサージェン地方 コロンダル
カラガ地方 ブトゥアン
イスラム教徒ミンダナオ自治地域 コタバト
コルディリェラ行政地方 バギオ
フィリピンの諸民族

フィリピンの諸民族は、言語や文化、人種的に極めて複雑な構成となっています。それは、過去数千年以上をかけて、中国南部やインドシナ半島、インドネシアなどを経由し、異なる民族がフィリピンに移住し、重なり合った文化層を形成したからです。言語的みると134のグループに分けられ、宗教的には多数を占めるキリスト教徒、イスラム教徒、少数民族の持つ伝統的な土着の宗教、の3つに分かれます。国民性は、陽気で楽天的、親切といわれ「フィリピーノ・ホスピタリティ」という言葉があるように外国人にも親切です。

フィリピンの気候

フィリピンは、西太平洋上に浮かぶ約7千の島々からなっており、年平均気温が26~27度で1年を通して気温や湿度の高い熱帯モンスーン型気候に属し、季節風の影響により、乾季、暑季、雨季の3つの季節があります。フィリピンでは地理的な違いで気候に地域差があり、マニラ周辺は11月から5月にかけてが乾季となり過ごしやすいですが、6月から10月は雨季となり、1日1、2回のスコールが降ります。雨季といっても1日雨が降る続くことはなく、短いスコールがあるだけで、移動などはし易いです。また、セブなどは、1年を通してあまり明確な変化がなく、雨期もあまりはっきりしていません。

日本との関係

日本との関係は、政治的な懸案事項などはなく、活発な貿易や投資、経済協力関係を背景にして両国関係は極めて良好です。日本はフィリピンの最大の援助供与国であり、フィリピンが受け取るODAの半分に相当する額を日本が供与しています。また、フィリピンにとって日本はアメリカに次ぐ貿易相手国であり、対日輸出は従来の魚介類、バナナといった一次産品に加え、近年は半導体やワイヤーハーネスなどの加工製品が増えており、日本からは電子・電機部品や自動車部品などの工業製品が大半を占めています。